2012年パリ大会にて,CIGRE SC A3:高電圧機器の本部委員長に就任することになりました,三菱電機の伊藤弘基です。国内電力関係の諸先輩による,長年に渡るCIGREにおけるご活躍や貢献を考えれば,これまで,日本から本部委員長が選出されなかったことを不思議に考えておられた皆さんが多いのではないかと思います。
1998年より,CIGRE WG 13.07:位相制御技術の適用状況調査と技術の標準化に参画,2004年から,SC A3レギュラーメンバーを拝命,2006年より,WG A3.22:UHV変電機器の仕様調査の主査を務め,UHV国内標準化委員会(東京大学日高委員長)など,国内UHV関係者の絶大なご支援を受け,IEC国際規格のベースとなる2編の技術報告書を発行することができました。2009年より,WG A3.28:UHV/EHV系統における開閉責務調査の主査を務めています。
SC A3では,送電系統に使用される変電機器(遮断器,断路器,接地開閉器,計器用変成器,避雷器など)の適用状況調査,並びに新技術の標準化を推進しています。今後も,オール・ジャパンの力を結集すると共に,世界各国の変電技術者を巻き込んだ議論を継続して,系統の運用の効率化,機器の信頼性・環境適合性の向上に向けた技術調査を進めて参りたいと思います。
今後もCIGRE関係者の皆様からご指導とご支援を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

伊藤弘基氏
(三菱電機)