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日本CIGRE国内委員会委員長のご挨拶

田井委員長

日本CIGRE国内委員会 田井 委員長
(㈱東芝 取締役 兼 代表執行役副社長)


 日本CIGRE国内委員会(JNC: The Japanese National Committee of CIGRE)委員長を拝命しております田井です。

 さて今年は2年に一度のパリ大会が開催される年です。総採択論文数が絞り込まれる中で,日本からは28編の論文が採択されており,その質に対して高い期待が寄せられています。また,4月末に締め切られましたパリ大会の「早期申込み」に対しては例年より多い78名の方に応募いただきました。例年になく順調な滑り出しになっています。現在JNCでは,7月中旬を日限にして「通常申込み」を受け付けております。経済情勢の先行きが不透明な時期ではありますが,できるだけ多くの方にご参加をいただき,エキスパートとの論議を通じて最先端の技術やその動向に触れ,同時にグローバルレベルでのネットワーク作りをしていただければと思っております。お申し込みをお待ちしております。

 特に,今回の2010年パリ大会では,開会式における基調講演を電気事業連合会 森会長が務められることになっており,関係者により鋭意,準備が行われています。講演のタイトルは「低炭素化社会実現に向けた電力産業における取組み」となっており,大変時節を捉えた内容になるものと思っております。この点からも2010年パリ大会には奮ってご参加いただきますようにお願いいたします。

 先般,パリ本部より,2010年3月末現在の各国「等価会員数(注①)」が発表されました。各国国内委員会を規模の面から評価する際の目安となるのが「等価会員数」ですが,日本は2009年末で447であり,前年の9位から,世界第6位(注②③)になっています。世界レベルで,日本のプレゼンスは確実に向上していますが,アジア・太平洋地域においては,中国,インドの両国で若手会員数を中心とした大きな会員数の伸びが見られた結果,中国に抜かれ,日本は等価会員数で第2位の国となりました。今後は「世界の中の日本」ばかりでなく,「アジアのトップランナーとしての日本」という視点でも日々の活動に取り組んでいきたいと感じております。

 ご承知のとおり,本年のJNC総会において,新たに「事業維持会員」種別の設定と35歳までの「若手会員」の年会費無料化を役員会からご提案しご承認をいただきました。日本のプレゼンス向上および活動の一層の活性化の実現には,団体会員,事業維持会員,教育機関会員,個人会員並びに若手会員の皆様のご理解とオールジャパンでのご支援が不可欠です。何卒,ご検討をいただき,CIGREにご勧誘・ご加入をいただきますように宜しくお願い申し上げます。

注)
①等価会員数計算式:
 等価会員数=(団体会員数+事業維持会員数)×5+教育機関会員数×2+個人会員数+若手会員数
②2009年末の各国等価会員数トップ10:
 ブラジル(1036),英国(644),中国(552),フランス(520),米国(469),日本(447),豪州(430),ドイツ(414),ロシア(405),インド(403)の順
③2008年末の各国等価会員数トップ10:
 ブラジル(891),英国(616),フランス(583),米国(519),豪州(415),スペイン(376),ロシア(364),カナダ(343),日本(407),独国(401)の順