Headline

日本CIGRE国内委員会委員長のご挨拶

田井委員長

日本CIGRE国内委員会 田井 委員長(東芝専務)


 前任の東京電力 林委員長から,日本CIGRE国内委員会(JNC: The Japanese National Committee of CIGRE)の委員長を引き継ぎました東芝の田井です。どうぞ,宜しくお願い申し上げます。

 さて,CIGREは,日進月歩の送変電技術に関する技術的検討を深耕するため,1921年にIECから独立して設立された民間の非営利団体です。設立から80有余年が経過していますが,社会のニーズに対応して情報を発信し続けるという役割はいささかも変わっていないと思います。現代社会では,逼迫するエネルギーの需給問題をグローバルレベルで解決しつつ,地球環境を維持しながら持続的に成長を続けることが求められていますが,このような環境下では,まさにCIGREが,従来以上にその役割を担っていくべきと感じています。

 CIGRE活動の源泉ともいえる16のSC(Study committee:研究委員会)には,すべてに日本人がメンバーとして参加しており積極的に活動しています。また,西暦偶数年に開催されるパリ大会には日本から多くの論文が提出されており,その質に対して高い評価が与えられています。加えて,SC会議やシンポジウムを日本で開催するなどの取組みも鋭意行われており,会員数の増加とも相俟ってCIGREにおける日本のプレゼンスは確実に向上しています。

 しかし,今後は,更に一歩踏み込んだ活動を指向していきたいと考えています。すなわち,高効率化,高電圧化といった社会のニーズに応える日本の経験や知見を情報発信し,実用化の拠りどころとなる国際規格の制定に一層の参画を行っていく,SCの下の作業部会(WG: Working Group)の部会長として意見集約をリードする機会を増やす,ということに今まで以上に挑戦していきたい。このためには,将来を見据えたグローバル人財の育成が必要ですし,同時に,CIGRE活動が各企業の経営においても評価されることが重要と考えています。

 上記の実現には,団体会員,教育機関会員並びに個人会員の皆様のご理解とオールジャパンでのご支援が不可欠です。何卒,宜しくお願い申し上げます。